釣行記日本列島チヌ苦ロード

吼えても吼えても
〜2000年8月14日(2)・佐賀・唐津西港〜

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日没寸前の
ゴールデンタイム
 先程の続きである、高串をあきらめ、更なる未開のフィールドを目指す我々、金さんのカーナビを頼りにあちこちの堤防を突き止めるが、九州人、余程マナーが悪いのか、殆どの地波止が立ち入り禁止の世界である。
 とうとう車は唐津湾内に入る。海の向こうを眺めれば、唐津一文字、BS波止等が浮かんでいる。地元釣り師に渡船を尋ねようやくたどり着くも、お盆休みとかで、アウト。仕方なく、それらしい地波止を探す。西港辺りに、燃料基地が見える。しかもパイルケーソン、探し当てて行くも、案の定立ち入り禁止の世界、サオは持たずに、遠くから見やると、パイル周りは水族館状態で50センチ超がウロウロしている。鎖につながれた犬に届かぬ所へエサをおくようなもの、吼えても吼えても届かない。
 我々4匹の犬は他のエサ場を求め移動をする。近くにスリット、6角ケーソンが有り、さっそくそこでサオを出す。潮止まりからの上げ3分からを狙うが、この日も大潮とあってなかなか潮が上がって来ない。2時間程我慢するが、せっかくの遠征少しの時間も無駄に出来ず、再びポイント移動。
 次に選んだ所は砕石置き場横の護岸だ。海に面したこういう土砂、砕石置き場横の護岸は過去大抵、大当たりする(淡路島の湊漁港、長崎県の彼杵、佐賀県の調川等)。宿も近い事だし、この日はここで夕マズメまでやる事にする。
 この日もやけに張り切る金さん、私等が車中で休憩中にさっそく釣り始める。釣りはじめて数分後に、「アタル、アタリが有った。」と、報告をくれる。「よーし、始めるか。」と、私等も仕掛けをセット。水深は4メートル前後と割に浅い。
 探り始めた私の4投目、ボタ底でヒット。しかも金さんの真横で、「うーん、畜生。教えんとけばよかったのに…」と、悔しがる金さん。魚をキープした直後、またしても私にヒット。今度は中層で、走りのアタリ、連続ヒットの私を見てか車中の垣下氏、うちの息子共に車から飛び出し釣りの段取りを始める。
 幅広く探り歩く金さん、私の所へやって来ては、「他の所はフグばかりで、ここしか当たらん」と、私の連続ヒットポイントへ仕掛けを入れる。しかしそうそう同じ所でチヌが喰うなんて事まず無い。金さんと私の距離も次第に離れる、やがて金さんに待望のヒット。なかなか取り込まない金さんが気になり、金さんに近ずく私。「会長、これゃあ何でしょう?ちっとも顔出さんですよ。ひょっとしてエイじゃないかな?」と、つぶやく金さん。そんな事は無いだろうが、内心彼の獲物がエイである事を望む私(冗談、冗談)。
 ここのチヌはなかなかパワーがあるのか、45センチ前後をゲット、本日の初釣果ながらこのサイズなら納得である。それまで沈黙の垣下氏も連続ヒット。同サイズを2枚キープ、さすが我がチームに熱望するだけあって、なかなかの兵だ。地合いはほんの1時間程だったか、写真が撮れる限界まで励む遠征初日であった。

苦労の末にに見つけた
フィールドでの釣果

つい、表情も緩んでしまう
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